スクラッチプログラミング日記

簡単に作れるスクラッチプログラミング。プログラミング教育用に使っていければと思います。コードは自由に使って下さい。

スクラッチプログラミング:追跡ゲームの作り方

チュートリアル(追跡ゲームを作ろう)

https://scratch.mit.edu/projects/487485135/editor

では矢印キーで移動し、スプライトを追いかけるゲームですが、追いかけられるほうのコードを変更しています。ここでは、イベントとしてのキーだけでなく、条件判断文を使って、キーを押した事を判断する事を学習出来ればと思います。

 

要求仕様は以下としました。

  1. 旗がおされた時にスタートし、スコアを0にする
  2. 上下左右のキーを押すと、ネコのスプライトが上下左右に移動する。
  3. 星のスプライトは、上下左右キーでネコとは異なる動きをする。
  4. ネコと星が接触すると、音を出してスコアが1上がって、星は色を変えて別な場所に移動する

1.旗がクリックされた時に、スコアを0、大きさを小さくし、出現場所をどこか適当な所にする。

・変数を作成するをクリックすると以下のウィンドウが出る。

f:id:rei_taitai:20201129135523p:plain

・上記に、スコアを入力すると、スコアの変数が作成できる

  • イベントから旗が押された時
  • 変数のところから、"スコアを0にする” (変数が表示されている場合は、クリックしてスコアを選択する)
  • 見た目から、”大きさを100%にする”。(100の所を50に変更する。大きすぎると追跡時に当たり判定がしやすくなってしまう為)
  • 動きのところから、”どこかの場所へ行く”(適当な場所に出現させる為)

というコードを移動させて繋げる。

f:id:rei_taitai:20210213174227p:plain


2.矢印キーでスプライトのネコを移動させる

  • チュートリアルを参照。
  • イベントから、”スペースキーが押させたとき”をもってきて、”右向き矢印””左向き矢印””上向き矢印””下向き矢印”をそれぞれ選択する
  • 動きから”x座標を10ずつ変える””y座標を10ずつ変える”をそれぞれもってくる

それぞれのコードを結合する。これでネコのスプライトのコード作成は終了。

f:id:rei_taitai:20210213191836p:plain

3.星のスプライトのコードを作成する

  • 動きのところから、”どこかの場所へ行く”(適当な場所に出現させる為)をもってくる

f:id:rei_taitai:20210213194417p:plain

 4.キーを押した時に移動させるコードを作成する

・制御から”もし~なら”と、調べるから”スペースキーが押された”を結合し、スペースキーを上向き矢印に変更

f:id:rei_taitai:20210213202545p:plain

・この条件判断文の中に、実行するコードをもってくる。ここでは、以下のコードを動ぎの中からもってくる。これで、上と右に移動するコードになる

f:id:rei_taitai:20210213203108p:plain

・さらに、上の画面に行き過ぎたら、下の画面に移動するようにする以下のコードも入れる。”もし~なら”と演算とを結合。

f:id:rei_taitai:20210213203431p:plain

 ・これらを繋げると以下のようになる

f:id:rei_taitai:20210213203657p:plain

・同じように、下向き矢印、右向き矢印、左向き矢印の時も作る

5.ネコのスプライトに追いつかれた時にスコアアップする

  • 変数から”スコアを1ずつ変える”
  • 音から”~の音をならす”
  • 見た目から”色の効果を25ずつ変える”
  • 動きから”どこかの場所へ行く”

・これらを制御から”もし~なら”と調べるから”スプライト1に触れた”の条件の中にいれる

f:id:rei_taitai:20210213204943p:plain

・星のスプライトの全体のコードは以下となる

f:id:rei_taitai:20210213205149p:plain

これでプログラミングは終了です。

以下のリンクから中を見るでコードが見れます

https://scratch.mit.edu/projects/487485135